新着情報NEWS

4月25日発売の「クロワッサン」に掲載!

4月25日発売の「クロワッサン」に掲載!

4月25日発売の「クロワッサン」にHEUREUX(ウゥル)商品が紹介されています!

4月25日発売の「クロワッサン」に掲載!

4月25日発売の「クロワッサン」にHEUREUX(ウゥル)商品が紹介されています!

大切な存在だからこそ、シニア期を考える 第一回 獣医師が見てきたシニア期に必要なお世話や介護ポイント

大切な存在だからこそ、シニア期を考える 第一回 獣医師が見てきたシニア期に必要なお世話や介護ポイント

獣医療、ペットフード・用品の発展や飼い主さんの意識の向上などによってペットの平均寿命は延びてきており、とあるペット保険会社の調査によると2022年における犬・猫の平均寿命は種類によって差があるものの約14.4歳との報告があります。     大切な家族の一員である愛犬・愛猫が長生きしてくれるということは大きな喜びでもありますが、「介護」という新たなお世話が必要になる可能性も高くなると考えることができるでしょう。     そこで、獣医師が見てきたシニア期に必要なお世話や介護ポイント解説していきたいと思います。 何歳からがいわゆる「高齢(シニア)期」? 犬・猫において何歳から「高齢(シニア期)」に当てはまるかには様々な考え方がありますが、一般的には犬種別に小型犬は10歳から、中型犬は7歳から、大型犬は5歳からといわれることが多いでしょう。また、猫では11歳からと考えられています。 ただ、これらの年齢は数字だけでみると人間ではまだ子供に該当する年齢であるため「高齢(シニア)期」といわれてもイメージがわきにくい飼い主さんもいると思います。   そのような場合は、愛犬・愛猫の年齢を人間の年齢に換算する方法がおすすめとなります。例えば小型犬・猫は人間の5~6倍で時間が過ぎているといわれており、一般的に生まれてから1年(1歳)で人間の20歳程度に該当し、1歳以降は1年間にだいたい4歳ずつ年をとるといわれています。   よって例えば愛猫が11歳ならば人間でいうと60歳の還暦となるため、おじいちゃん、おばあちゃんと呼んでもおかしくない年齢になりますね。     愛犬・愛猫の健康状態を確認 犬・猫も人間と同様に高齢になればなるほど体力や免疫の衰えなどの老化現象によって病気にかかる可能性は高くなります。よって特に持病などの治療で定期的に動物病院を受診していない場合はお世話や介護の方法を考える前に、まずは可能ならば動物病院で健康診断を受診し、今の愛犬・愛猫の健康状態等を確認することをおすすめします。   ただ健康診断にも様々な種類があるため、愛犬・愛猫の性格を考慮しつつ獣医師と相談するなどによってベストと考えられるものを飼い主さんが選んであげる必要があります。動物病院の規模にもよりますが、一般的に健康診断は以下の3種類のコースから選ぶことができるでしょう。   尿検査による健康診断   犬では少ないかもしれませんが動物病院への通院のためにキャリーに入れたとたん異様に鳴く、震える、おしっこをもらすなどといった強い拒否反応を見せる場合は、無理に健康診断を受けさせることはあまりおすすめできません。せめて尿を自宅で採取して尿検査だけでも健康診断として実施しましょう。     血液検査と尿検査による健康診断 動物病院への通院に抵抗やストレスを感じることは少ないが、一定時間の絶食や日帰りのお預かりが苦手な場合や超音波検査、レントゲン検査などの全身の保定が必要となる検査に抵抗を示す場合は、血液検査と尿検査だけでも健康診断として受診してみましょう。    ...

大切な存在だからこそ、シニア期を考える 第一回 獣医師が見てきたシニア期に必要なお世話や介護ポイント

獣医療、ペットフード・用品の発展や飼い主さんの意識の向上などによってペットの平均寿命は延びてきており、とあるペット保険会社の調査によると2022年における犬・猫の平均寿命は種類によって差があるものの約14.4歳との報告があります。     大切な家族の一員である愛犬・愛猫が長生きしてくれるということは大きな喜びでもありますが、「介護」という新たなお世話が必要になる可能性も高くなると考えることができるでしょう。     そこで、獣医師が見てきたシニア期に必要なお世話や介護ポイント解説していきたいと思います。 何歳からがいわゆる「高齢(シニア)期」? 犬・猫において何歳から「高齢(シニア期)」に当てはまるかには様々な考え方がありますが、一般的には犬種別に小型犬は10歳から、中型犬は7歳から、大型犬は5歳からといわれることが多いでしょう。また、猫では11歳からと考えられています。 ただ、これらの年齢は数字だけでみると人間ではまだ子供に該当する年齢であるため「高齢(シニア)期」といわれてもイメージがわきにくい飼い主さんもいると思います。   そのような場合は、愛犬・愛猫の年齢を人間の年齢に換算する方法がおすすめとなります。例えば小型犬・猫は人間の5~6倍で時間が過ぎているといわれており、一般的に生まれてから1年(1歳)で人間の20歳程度に該当し、1歳以降は1年間にだいたい4歳ずつ年をとるといわれています。   よって例えば愛猫が11歳ならば人間でいうと60歳の還暦となるため、おじいちゃん、おばあちゃんと呼んでもおかしくない年齢になりますね。     愛犬・愛猫の健康状態を確認 犬・猫も人間と同様に高齢になればなるほど体力や免疫の衰えなどの老化現象によって病気にかかる可能性は高くなります。よって特に持病などの治療で定期的に動物病院を受診していない場合はお世話や介護の方法を考える前に、まずは可能ならば動物病院で健康診断を受診し、今の愛犬・愛猫の健康状態等を確認することをおすすめします。   ただ健康診断にも様々な種類があるため、愛犬・愛猫の性格を考慮しつつ獣医師と相談するなどによってベストと考えられるものを飼い主さんが選んであげる必要があります。動物病院の規模にもよりますが、一般的に健康診断は以下の3種類のコースから選ぶことができるでしょう。   尿検査による健康診断   犬では少ないかもしれませんが動物病院への通院のためにキャリーに入れたとたん異様に鳴く、震える、おしっこをもらすなどといった強い拒否反応を見せる場合は、無理に健康診断を受けさせることはあまりおすすめできません。せめて尿を自宅で採取して尿検査だけでも健康診断として実施しましょう。     血液検査と尿検査による健康診断 動物病院への通院に抵抗やストレスを感じることは少ないが、一定時間の絶食や日帰りのお預かりが苦手な場合や超音波検査、レントゲン検査などの全身の保定が必要となる検査に抵抗を示す場合は、血液検査と尿検査だけでも健康診断として受診してみましょう。    ...

愛犬が幸せを感じる法~梅雨。梅雨の時期は犬も心の不調になりやすい。飼い主様のフォローで快適に過ごせますように。

愛犬が幸せを感じる法~梅雨。梅雨の時期は犬も心の不調になりやすい。飼い主様のフォローで快適に過...

ジメジメ、ムシムシ…梅雨の時期はイライラしたり、やる気が出なかったりと、からだに不調が生じることが多いですよね。 これはワンちゃんも同じで、梅雨時には食欲不振や下痢・嘔吐といった症状がよくみられます。 でも、なるべくなら愛犬には健康的に過ごしてほしいですよね。 この記事では、梅雨の時期によく見られる不調について、また、じめっとした季節でも愛犬が快適に過ごせる方法をお伝えしています。 「愛犬には、楽しく快適に梅雨時期を過ごしてほしいな!」という飼い主さんは、ぜひ読んでみてくださいね。 梅雨の時期に体調をくずしやすい理由とは? 梅雨の時期は湿度が高く、気圧の低い日が多いといった特徴があります。 湿度が高いと、からだの水分を外に排せつしづらくなり、余分な水分が貯まってしまいます。 結果として、血液の循環がとどこおり、老廃物がたまったり、むくみが生じたりするようになります。 また、気圧が低いことによっても水分バランスは乱れ、自律神経のバランスも崩れるようになります。 梅雨によく見られる愛犬の3つの不調とは? 上記でお伝えした通り、梅雨の時期は体調を崩しやすいといった特徴があります。 では実際、ワンちゃんにおいては、どういった不調が見られるのでしょうか? 以下で解説していきます。 ①食欲不振 梅雨時期には、食欲不振になるワンちゃんが多くいます。 これも余分な水分がからだに貯まることに関連し、『食いつきが悪い…』『食事を残すようになった…』といったことが生じます。 また、嘔吐や下痢などの消化器症状が現れることもしばしばあります。 『なんとなく元気がない』『いつもと様子が違う』といった分かりにくい症状であることも多いですね。 一過性のものであれば、胃腸薬や下痢止めなどの内服治療で改善することがほとんどですが、中には迅速な対応が必要なケースもあります。 ②睡眠トラブル 高い湿度は睡眠にも影響します。 眠りにつくときは、深部体温を下げることで、脳とからだをしっかり休息させるしくみがあります。 湿度が高いと、体温が下がりきらず、寝つきが悪くなることや、眠りが浅くなる場合があります。 犬の平均睡眠時間は人より長く、約9~14時間と言われています。 睡眠が足りないことで、食欲不振やイラ立ち、活気がない…といった精神バランスの乱れにもつながります。 ③運動不足 雨が降っていると、なかなかお散歩に出かけづらいですよね… そのため、運動不足となってしまうワンちゃんが多くいます。 運動不足は、肥満や体力の低下を生じ、心疾患や血圧のトラブルなども起きやすくなり、まさに万病のもとです。...

愛犬が幸せを感じる法~梅雨。梅雨の時期は犬も心の不調になりやすい。飼い主様のフォローで快適に過...

ジメジメ、ムシムシ…梅雨の時期はイライラしたり、やる気が出なかったりと、からだに不調が生じることが多いですよね。 これはワンちゃんも同じで、梅雨時には食欲不振や下痢・嘔吐といった症状がよくみられます。 でも、なるべくなら愛犬には健康的に過ごしてほしいですよね。 この記事では、梅雨の時期によく見られる不調について、また、じめっとした季節でも愛犬が快適に過ごせる方法をお伝えしています。 「愛犬には、楽しく快適に梅雨時期を過ごしてほしいな!」という飼い主さんは、ぜひ読んでみてくださいね。 梅雨の時期に体調をくずしやすい理由とは? 梅雨の時期は湿度が高く、気圧の低い日が多いといった特徴があります。 湿度が高いと、からだの水分を外に排せつしづらくなり、余分な水分が貯まってしまいます。 結果として、血液の循環がとどこおり、老廃物がたまったり、むくみが生じたりするようになります。 また、気圧が低いことによっても水分バランスは乱れ、自律神経のバランスも崩れるようになります。 梅雨によく見られる愛犬の3つの不調とは? 上記でお伝えした通り、梅雨の時期は体調を崩しやすいといった特徴があります。 では実際、ワンちゃんにおいては、どういった不調が見られるのでしょうか? 以下で解説していきます。 ①食欲不振 梅雨時期には、食欲不振になるワンちゃんが多くいます。 これも余分な水分がからだに貯まることに関連し、『食いつきが悪い…』『食事を残すようになった…』といったことが生じます。 また、嘔吐や下痢などの消化器症状が現れることもしばしばあります。 『なんとなく元気がない』『いつもと様子が違う』といった分かりにくい症状であることも多いですね。 一過性のものであれば、胃腸薬や下痢止めなどの内服治療で改善することがほとんどですが、中には迅速な対応が必要なケースもあります。 ②睡眠トラブル 高い湿度は睡眠にも影響します。 眠りにつくときは、深部体温を下げることで、脳とからだをしっかり休息させるしくみがあります。 湿度が高いと、体温が下がりきらず、寝つきが悪くなることや、眠りが浅くなる場合があります。 犬の平均睡眠時間は人より長く、約9~14時間と言われています。 睡眠が足りないことで、食欲不振やイラ立ち、活気がない…といった精神バランスの乱れにもつながります。 ③運動不足 雨が降っていると、なかなかお散歩に出かけづらいですよね… そのため、運動不足となってしまうワンちゃんが多くいます。 運動不足は、肥満や体力の低下を生じ、心疾患や血圧のトラブルなども起きやすくなり、まさに万病のもとです。...

日本獣医生命科学大学 左向名誉教授に「犬にとってDHAEPAの必要性と抽出温度の重要性」を解説頂きました

日本獣医生命科学大学 左向名誉教授に「犬にとってDHAEPAの必要性と抽出温度の重要性」を解説...

ω3脂肪酸(EPAやDHA)の効果                             日本獣医生命科学大学 名誉教授 左向敏紀   魚油に含まれるω3脂肪酸は、エスキモーにおける心筋梗塞による死亡率が低いということから研究が始められました。今では多くの研究でその有用性が明らかになってきています。寒冷な海水の中を回遊する魚たちの脂肪(EPAやDHAを含む)は、低温状態で生きて行くためにさらさらで固まりにくく、恒温動物である人や犬猫が摂取すると赤血球を含めた細胞の柔軟性が上がり血液の流れが良くなります。このため血栓症、循環器疾患、高血圧の予防となるというのが最初の発見でした。犬でも同様な報告がされています(freeman 1998)。   よく、血液がさらさらになると言われたりしますが、赤血球の柔軟性が高まり、狭い隙間でも通り抜けやすくなるためにそのような表現をすることもあるかもしれません。 また、ω3脂肪酸(EPAやDHA)の食事量を増やし、ω6脂肪酸(リノール酸など)との割合を改善する事で、抗炎症作用、抗アレルギー作用、アトピー性皮膚炎の改善などが知られるようになって来ました。このため皮膚疾患のある場合は、シャンプーや抗生物質、抗炎症剤を使用するとともにω3脂肪酸を補充することが勧められています。この抗炎症作用のために関節の痛みにも効果があるとされてきています。さらには、がんの予防効果もあるとされてきています。     DHAは、脳細胞を構成する細胞、組織に多く存在し、胎児期、成長期に脳と網膜の成長、成熟に欠かせない栄養素であることは1990年代から知られており近年の研究でも確認されています(Martinez M 1991、Harris WS 2015, Heath RJ  2022)。人犬猫では体内で作り出すことが出来ないので胎児期、成長期には必須脂肪酸です。このため妊娠期、授乳期の母親にとっても重要な栄養素で、母乳からのDHA補充が乳児の脳の発達にプラスにある報告があります(Hart S.L.2006)。EPA・DHAを強化した人工哺乳では視覚発達が良好で有ったという報告(Eilander A 2007)や、DHAを与えた群で精神発達指数が高く報告されています(Drover J.R2006)。すなわち妊娠中および授乳中にDHAを適切に摂取すると認知機能、精神発達の向上につながる可能性があります。     成長期の子供で脳の発達にDHA給与が影響するというに多くの研究行われており、研究結果は成長期に言語能力や記憶に関しては効果があるという報告と効果がないという報告があります。学習および行動上の問題の増加と相関する(Stevens L.J1996, Brew B.K2015)、小学生ではDHAサプリメント接種すると「読解力」向上したとの報告もあります(Richardson AJ 2012、2005、Dalton A....

日本獣医生命科学大学 左向名誉教授に「犬にとってDHAEPAの必要性と抽出温度の重要性」を解説...

ω3脂肪酸(EPAやDHA)の効果                             日本獣医生命科学大学 名誉教授 左向敏紀   魚油に含まれるω3脂肪酸は、エスキモーにおける心筋梗塞による死亡率が低いということから研究が始められました。今では多くの研究でその有用性が明らかになってきています。寒冷な海水の中を回遊する魚たちの脂肪(EPAやDHAを含む)は、低温状態で生きて行くためにさらさらで固まりにくく、恒温動物である人や犬猫が摂取すると赤血球を含めた細胞の柔軟性が上がり血液の流れが良くなります。このため血栓症、循環器疾患、高血圧の予防となるというのが最初の発見でした。犬でも同様な報告がされています(freeman 1998)。   よく、血液がさらさらになると言われたりしますが、赤血球の柔軟性が高まり、狭い隙間でも通り抜けやすくなるためにそのような表現をすることもあるかもしれません。 また、ω3脂肪酸(EPAやDHA)の食事量を増やし、ω6脂肪酸(リノール酸など)との割合を改善する事で、抗炎症作用、抗アレルギー作用、アトピー性皮膚炎の改善などが知られるようになって来ました。このため皮膚疾患のある場合は、シャンプーや抗生物質、抗炎症剤を使用するとともにω3脂肪酸を補充することが勧められています。この抗炎症作用のために関節の痛みにも効果があるとされてきています。さらには、がんの予防効果もあるとされてきています。     DHAは、脳細胞を構成する細胞、組織に多く存在し、胎児期、成長期に脳と網膜の成長、成熟に欠かせない栄養素であることは1990年代から知られており近年の研究でも確認されています(Martinez M 1991、Harris WS 2015, Heath RJ  2022)。人犬猫では体内で作り出すことが出来ないので胎児期、成長期には必須脂肪酸です。このため妊娠期、授乳期の母親にとっても重要な栄養素で、母乳からのDHA補充が乳児の脳の発達にプラスにある報告があります(Hart S.L.2006)。EPA・DHAを強化した人工哺乳では視覚発達が良好で有ったという報告(Eilander A 2007)や、DHAを与えた群で精神発達指数が高く報告されています(Drover J.R2006)。すなわち妊娠中および授乳中にDHAを適切に摂取すると認知機能、精神発達の向上につながる可能性があります。     成長期の子供で脳の発達にDHA給与が影響するというに多くの研究行われており、研究結果は成長期に言語能力や記憶に関しては効果があるという報告と効果がないという報告があります。学習および行動上の問題の増加と相関する(Stevens L.J1996, Brew B.K2015)、小学生ではDHAサプリメント接種すると「読解力」向上したとの報告もあります(Richardson AJ 2012、2005、Dalton A....

よくある質問から「犬にも腸活が必要?腸活ドッグフートって良いの?腸内フローラは犬にもあるの?」にお答えしながら、腸内環境についてお話しします。

よくある質問から「犬にも腸活が必要?腸活ドッグフートって良いの?腸内フローラは犬にもあるの?」...

「犬にも腸活が必要?」 「腸活ドッグフートって良いの?」 「腸内フローラは犬にもあるの?」 結論からお伝えすると、もちろん犬にも腸がありますから腸活はして下さい。私たち人間の医療情報でも腸内環境が悪いと早死にする、認知症になる、と聞きますよね。 答えはその通り。人間用はしっかりとしたエビデンスも出ています。しかし、敏感になりすぎてもいけないということも多く書かれています。 では、腸内環境=腸内細菌叢についてなるべくわかりやすいようにかみ砕いて説明します。腸活に関してはHEUREUXさんでも研究を繰り返しているので、公開できる資料は今後どんどん出していく予定だそうです。   腸内に棲む細菌は、菌の種類ごとに仲良しグループとなり、腸の壁の一面に隙間なくみっちりと仲良しこよしで手を取り合ってくっついて張り付いています。この腸内細菌叢たちは、犬にとって必要なモノを作り出し、脳や体の免疫機能などを正常保ちながら健康をキープしてくれる一方で、病原となりうる悪いモノも作ります。ここまでの研究では、まだどの種類の腸内細菌叢が良いとか悪いとかについては解明はされていませんが、一般的には色々な細菌叢を持っているほど健康と言われています。例えば、ガンはみんなが持つものなのですが、腸内細菌叢がたくさん住み着いているとガンをやっつけて吹き飛ばし、病気にならないように守ってくれます。逆に、腸が汚れていたり、たくさんの良い菌がいない犬は、胃腸を悪くしたり、下痢や食欲不振になったりします。特に、消化管疾患をもつ犬猫の多くは、腸内細菌異常を併発しているようです。ただの下痢でしょう、ごはんを気まぐれで食べなかったり食べたりする子はただのわがままでしょう、となかなかほっといてしまうケースが少なくありません。気づいたときには、慢性下痢、免疫力が落ちていたり、他の疾患を併発なんて事もあります。ただの下痢と思わずになるべく早く、病院で検査を受ける事をおすすめします。 腸内細菌叢は、ストレスでも悪くなる場合も多く、これを改善させるために最も効果的な法は、食事の改善やプレバイオティクスなどの投与が良いとされています。ペット栄養学会誌によると、犬の腸炎の治療として、食療法(オリゴ糖・プレバイオティクス・イヌリンなどの食物繊維)は非常に有効でかつ簡単身近な治療法としてよく用いられています。これらの成分は、良い菌を増進させると多くの報告がされています。(シンポジウム:動物における「マイクロバイオーム」研究の現状と応用「麻布大学小動物内科学研究所 五十嵐寛高氏による犬や猫における腸内細菌叢と消化器疾患」)と、今日はここまで「犬も腸活が必要?」という質問からお答えしました。腸については奥が深いので、また御伝えします。

よくある質問から「犬にも腸活が必要?腸活ドッグフートって良いの?腸内フローラは犬にもあるの?」...

「犬にも腸活が必要?」 「腸活ドッグフートって良いの?」 「腸内フローラは犬にもあるの?」 結論からお伝えすると、もちろん犬にも腸がありますから腸活はして下さい。私たち人間の医療情報でも腸内環境が悪いと早死にする、認知症になる、と聞きますよね。 答えはその通り。人間用はしっかりとしたエビデンスも出ています。しかし、敏感になりすぎてもいけないということも多く書かれています。 では、腸内環境=腸内細菌叢についてなるべくわかりやすいようにかみ砕いて説明します。腸活に関してはHEUREUXさんでも研究を繰り返しているので、公開できる資料は今後どんどん出していく予定だそうです。   腸内に棲む細菌は、菌の種類ごとに仲良しグループとなり、腸の壁の一面に隙間なくみっちりと仲良しこよしで手を取り合ってくっついて張り付いています。この腸内細菌叢たちは、犬にとって必要なモノを作り出し、脳や体の免疫機能などを正常保ちながら健康をキープしてくれる一方で、病原となりうる悪いモノも作ります。ここまでの研究では、まだどの種類の腸内細菌叢が良いとか悪いとかについては解明はされていませんが、一般的には色々な細菌叢を持っているほど健康と言われています。例えば、ガンはみんなが持つものなのですが、腸内細菌叢がたくさん住み着いているとガンをやっつけて吹き飛ばし、病気にならないように守ってくれます。逆に、腸が汚れていたり、たくさんの良い菌がいない犬は、胃腸を悪くしたり、下痢や食欲不振になったりします。特に、消化管疾患をもつ犬猫の多くは、腸内細菌異常を併発しているようです。ただの下痢でしょう、ごはんを気まぐれで食べなかったり食べたりする子はただのわがままでしょう、となかなかほっといてしまうケースが少なくありません。気づいたときには、慢性下痢、免疫力が落ちていたり、他の疾患を併発なんて事もあります。ただの下痢と思わずになるべく早く、病院で検査を受ける事をおすすめします。 腸内細菌叢は、ストレスでも悪くなる場合も多く、これを改善させるために最も効果的な法は、食事の改善やプレバイオティクスなどの投与が良いとされています。ペット栄養学会誌によると、犬の腸炎の治療として、食療法(オリゴ糖・プレバイオティクス・イヌリンなどの食物繊維)は非常に有効でかつ簡単身近な治療法としてよく用いられています。これらの成分は、良い菌を増進させると多くの報告がされています。(シンポジウム:動物における「マイクロバイオーム」研究の現状と応用「麻布大学小動物内科学研究所 五十嵐寛高氏による犬や猫における腸内細菌叢と消化器疾患」)と、今日はここまで「犬も腸活が必要?」という質問からお答えしました。腸については奥が深いので、また御伝えします。

愛犬が嫉妬で吠えて困る、攻撃して困るという相談が多くあります。ここでは、科学的に証明された犬の嫉妬による脳の動きと嫉妬しない方法をお伝えします。

愛犬が嫉妬で吠えて困る、攻撃して困るという相談が多くあります。ここでは、科学的に証明された犬の...

本日は、飼い主様や御取引先様との会話でよく相談される内容について書きたいと思います。 ずばり、犬が嫉妬で吠える、攻撃して困る、です。やたらに吠えてしまったり、攻撃を繰り返すのは飼い主様にとっても困りますね。愛犬の嫉妬による感情の動きや嫉妬しない方法を知り、少しでも怒りの感情が少ない犬生にしてあげて欲しいと思います。   犬の脳の研究はMRIなどを使用し様々行なわれており、それぞれとても興味深いものです。   ただし、MRI内で微動だにせずにジッとできるよう訓練を重ねることに時間を要しているようです。そんな研究者の苦労もある実験であり、犬と接する私たち、これを読んで下さっているあなたにとっても、とても有意義な内容となっていると確信します。(悩んでいる場合ですが)   ◆犬の嫉妬心を科学で証明   嫉妬とは? Wikipedeiaによると「自分よりも優れていると感じる人に対して妬みの感情を抱く悪徳である」と書かれています。この嫉妬は3つに分類され、自分に自信がない・思い込み・他人との比較であり、特に想像力豊かな人の傾向が強いと言われています。 これは、深い心理的な感情であり、そういった面で考えても人間特有とも思え、「ぼく容姿に自信がないワン」「今日お散歩で会ったあの子より私の方が足が短いワン」など犬が感じているとも思えず、実際に、これまで動物の嫉妬を測定する科学的証明がなかったのですが、今般、ニュージーランドのオークランド大学Dr.Amelia Bastosらによる実験で犬も嫉妬することを科学的に明らかにしました。 ③飼い主が筒の棒を撫でて可愛がっている 結果は、①と②に激しく反応した。特に①の結果により、犬も精神的なイメージを持ち想像によって嫉妬するという興味深い結果となりました。   参考文献:Amalia PM Bastos, et al. Dogs mentally represent jealousy-inducing interactions. Psychological Science. April 7....

愛犬が嫉妬で吠えて困る、攻撃して困るという相談が多くあります。ここでは、科学的に証明された犬の...

本日は、飼い主様や御取引先様との会話でよく相談される内容について書きたいと思います。 ずばり、犬が嫉妬で吠える、攻撃して困る、です。やたらに吠えてしまったり、攻撃を繰り返すのは飼い主様にとっても困りますね。愛犬の嫉妬による感情の動きや嫉妬しない方法を知り、少しでも怒りの感情が少ない犬生にしてあげて欲しいと思います。   犬の脳の研究はMRIなどを使用し様々行なわれており、それぞれとても興味深いものです。   ただし、MRI内で微動だにせずにジッとできるよう訓練を重ねることに時間を要しているようです。そんな研究者の苦労もある実験であり、犬と接する私たち、これを読んで下さっているあなたにとっても、とても有意義な内容となっていると確信します。(悩んでいる場合ですが)   ◆犬の嫉妬心を科学で証明   嫉妬とは? Wikipedeiaによると「自分よりも優れていると感じる人に対して妬みの感情を抱く悪徳である」と書かれています。この嫉妬は3つに分類され、自分に自信がない・思い込み・他人との比較であり、特に想像力豊かな人の傾向が強いと言われています。 これは、深い心理的な感情であり、そういった面で考えても人間特有とも思え、「ぼく容姿に自信がないワン」「今日お散歩で会ったあの子より私の方が足が短いワン」など犬が感じているとも思えず、実際に、これまで動物の嫉妬を測定する科学的証明がなかったのですが、今般、ニュージーランドのオークランド大学Dr.Amelia Bastosらによる実験で犬も嫉妬することを科学的に明らかにしました。 ③飼い主が筒の棒を撫でて可愛がっている 結果は、①と②に激しく反応した。特に①の結果により、犬も精神的なイメージを持ち想像によって嫉妬するという興味深い結果となりました。   参考文献:Amalia PM Bastos, et al. Dogs mentally represent jealousy-inducing interactions. Psychological Science. April 7....